2026年3月28日リリース
BULLY

概要
BULLY は、Ye(Kanye West)の12枚目のスタジオアルバム。2026年3月28日、YZY / Gammaレーベルからリリースされた。全18曲・約42分。VULTURES 1・2(2024)の共同名義から再びソロ名義に戻した作品で、Donda(2021年)以来初の本格的なソロリリースとなる。プロデュースはYeとAndré Troutmanが中心。Legendary Traxster、88-Keys、James Blakeらも参加。フィーチャリングにはTravis Scott、CeeLo Green、Don Toliver、Peso Pluma、André Troutmanが名を連ねる。
楽曲の一部は2021年のDondaセッションからの持ち越しで、VULTURES制作と並行しながら輪郭が定まっていった。タイトルは2025年2月に公表されたが繰り返し延期し、作業中バージョンをXで公開するスタイルもVULTURES期から変わらなかった。リリース直前には、制作中のAIボーカル使用を認めたうえで最終版では除去したと宣言し(配信版と物理版の内容が異なるのはそのためだ)、反ユダヤ的言動への公式謝罪も行った。
BULLYのリリースは、アルバム単体でなく、Yeの公的復帰とセットで持つ意味が大きい。リリース直後の4月1日・3日、LAのSoFi Stadiumで「Ye: The Homecoming」と題した米国復帰公演を即完させた(2021年以来初の米国スタジアム単独公演)。巨大な回転グローブ型ステージで花火・レーザーを組み合わせた大規模演出で、Night 2にはTravis ScottとLauryn Hillがゲスト出演した。
批評家の評価は割れた。Pitchfork は3.4点(VULTURES 1:5.8、VULTURES 2:4.6)、Rolling Stone は5点で、「重みに欠ける」「ファンサービス止まり」という批判が目立つ。一方、Billboard は「近年作より磨かれて一貫性がある。ソウルサンプルを刻む原点回帰が機能している」と評価し、The New Yorker(Kelefa Sanneh)は「タイトルに反して、ある意味では和解的な作品」と捉えた。「PUNCH DRUNK」「ALL THE LOVE」「FATHER」など個別曲の評価は比較的高く、コアなファン層を中心に復帰作として評価する声もある。
楽曲
Track 1
KING
Track 2
THIS A MUST
Track 3
FATHER
Track 4
ALL THE LOVE
Track 5
PUNCH DRUNK
Track 6
WHATEVER WORKS
Track 7
MAMA'S FAVORITE
Track 8
SISTERS AND BROTHERS
Track 9
BULLY
Track 10
HIGHS AND LOWS
Track 11
I CAN'T WAIT
Track 12
WHITE LINES
Track 13
CIRCLES
Track 14
PREACHER MAN
Track 15
BEAUTY AND THE BEAST
Track 16
DAMN
Track 17
LAST BREATH
Track 18